タイトル
     2023 年度 後期  情報学部 日英区分 :日本語 
  
言語学的コミュニケーション論2   
時間割コード ナンバリング 科目分野
JB2028 JB-2-DH2028-J  
担当教員(ローマ字表記)
  井門 亮 [Ido Ryo]
対象学生 対象年次 単位数
  2年次 ~ 2
授業の目的  
我々がコミュニケーションを行う際には、母国語についての知識(文法)を用いるだけでなく、様々な認知的能力(推論)や、言語的・非言語的知識を用いていることを明らかにするために、語用論の理論を理解する。
 
授業の到達目標  
語用論の理論・関連性理論に基づいて言語現象の説明ができる。
 
ディプロマポリシーとの関連(評価の観点)  
E:情報社会の諸課題の理解と情報学的知の活用能力 ◎
F:社会組織や制度に対する知識と社会科学的分析能力 -
G:データサイエンスの基礎知識と社会実装能力 -
H:情報技術を創出し利活用するための知識基盤 -
I:人文情報学的知識にもとづく課題策定と実践的理念の探索能力 ◎
 
授業概要  
この授業では、コミュニケーションや発話解釈の問題を扱う語用論 (Pragmatics) と呼ばれる英語学(言語学)の一分野を研究の中核にして、認知的な側面からコミュニケーションにアプローチし、そのメカニズムの解明を目指す。そして、私達がコミュニケーションを行う際には、文法的知識に加えて、人間の持つ認知的な能力や、話し手の意図、発話の場面、状況、前提などの非言語的知識(文脈)も用いているということを、英語(日本語)の様々な事例を通して明らかにしていく。
 
授業の形式(授業方法)  
例文を中心に分析・議論をしていく。
 
授業スケジュール  
第1回 ガイダンス
第2回 文の意味と話し手の意味(第1章)
第3回 語用論とは(第2章)
第4回・第5回 グライスの語用論(第3章)
第6回・第7回 関連性の原理(第4章・第5章)
第8回 語用論と関連性(第6章)
第9回〜第11回 明示的意味と非明示的意味(第7章)
第12回 語彙語用論(第10章・第11章)
第13回・第14回 関連性理論の応用(第11章・第12章)
第15回 まとめ・質問など
第16回 テスト
 
授業時間外学修情報
「学修」とは授業と授業時間外の予習・復習などを含む概念です。1単位につき45時間の学修が必要です。
学則で定められている1単位の時間数は次のとおりです。
講義・演習    授業15~30時間、授業時間外30~15時間
実験・実習・実技
 
テキストの指定した箇所を読んでおくこと。
 
成績評価基準(授業評価方法) 及び 関連するディプロマポリシー  
期末試験(約80%)E・I
授業への貢献度(約20%) E・I

 
受講条件(履修資格)  
2年生以上
 
メッセージ  
活発な議論を期待します。
 
キーワード  
語用論、文脈、コミュニケーション、認知
 
この授業の基礎となる科目  
言語学的コミュニケーション論1
 
次に履修が望まれる科目  
 
関連授業科目  
 
教科書  
教科書1 ISBN 4469213268
書名 最新語用論入門12章
著者名 ディアドリ・ウィルスン, ティム・ウォートン著 ; 今井邦彦編 ; 井門亮 [ほか] 訳,Wilson, Deirdre,Wh 出版社 大修館書店 出版年 2009
備考
 
参考書  
参考書1 ISBN
書名 ことばの意味とはなんだろう
著者名 今井 邦彦・西山 佑司 出版社 岩波書店 出版年
備考
参考書2 ISBN
書名 関連性理論の新展開
著者名 東森勲・吉村あき子 出版社 研究社 出版年
備考
参考書3 ISBN
書名 語用論の射程
著者名 内田 聖二 出版社 研究社 出版年
備考
参考書4 ISBN
書名 ことばを読む、心を読む
著者名 内田 聖二 出版社 開拓社 出版年
備考
参考書5 ISBN
書名 語用論キーターム事典
著者名 今井邦彦・他 出版社 開拓社 出版年
備考
参考書6 ISBN
書名 言語理論としての語用論
著者名 今井邦彦 出版社 開拓社 出版年
備考
参考書7 ISBN 4327378232
書名 はじめての語用論 : 基礎から応用まで
著者名 加藤重広, 澤田淳編,加藤, 重広,澤田, 淳(言語学), 出版社 研究社 出版年 2020
備考
参考書8 ISBN 4758923582
書名 語用論のすべて : 生成文法・認知言語学との関連も含めて
著者名 今井邦彦 [ほか] 著,今井, 邦彦,岡田, 聡宏,井門, 亮,松崎, 由貴, 出版社 開拓社 出版年 2021
備考
参考書9 ISBN 4000296957
書名 あいまいな会話はなぜ成立するのか
著者名 時本真吾著,時本, 真吾, 出版社 岩波書店 出版年 2020
備考
参考書10 ISBN 4815008221
書名 ことばを理解するしくみ : 関連性理論で学ぶ意味の世界
著者名 ことばと意味の研究会 編,ことばと意味の研究会, 出版社 デザインエッグ 出版年 2019
備考
 
教科書・参考書に関する補足情報  
 
コース管理システム(Moodle)へのリンク  
https://mdl.media.gunma-u.ac.jp/course/view.php?id=2347
 
授業言語  
 
学生用連絡先  
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学生用メールアドレス  
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オフィスアワー (※教員が研究室に在室し、学生からの質問・相談等に応じる時間のことです。)  
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教員ホームページ  
 
関連ホームページ  
 
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