タイトル
     2024 年度 前期  情報学部 日英区分 :日本語 
  
卒業研究   
時間割コード ナンバリング 科目分野
JB9022 JB-4-GT9001-J  
担当教員(ローマ字表記)
  岩井 淳 [Iwai Atsushi]
対象学生 対象年次 単位数
  4年次 ~ 4
授業の目的  
 卒業論文執筆に関する指導を行うことが本講義の目的である。受講生は,2学期間をかけてそれぞれの原稿を規定に従った様式でまとめていく。多くの研究室の場合と同様,各受講生の創造性にみがきをかけることを重視している。
 
授業の到達目標  
 本授業の終了時において,以下の能力を持つことが期待される。

・研究原稿のアウトラインの整え方を理解できている
・卒業論文のドラフトを完成させられる
・適切な様式で卒業論文の最終原稿を整えられる
・公的に研究のプレゼンテーションを行うことができる
 
ディプロマポリシーとの関連(評価の観点)  

A:諸科学についての基礎的知識と理解 ○
B:論理的・創造的思考力 ○
C:コミュニケーション能力 ○
D:社会的倫理観・国際性 ○
E:情報社会の諸課題の理解と情報学的知の活用能力 ○
F:社会組織や制度に対する知識と社会科学的分析能力 ○
G:データサイエンスの基礎知識と社会実装提案能力 ○
H:情報技術を創出し利活用するための知識基盤 ○
I:人文情報学的知識にもとづく課題策定と実践的理念の探索能力 △
J:社会科学的知見を活用した課題発見能力とシステム(制度)構築の提案能力 ◎
K:データの収集・分析と数理最適化による課題解決能力 ○
L:計算や情報に関する知識と計算機に関する技術開発能力 ○

( ◎:特に重視する ○:重視する △:評価対象 -:評価対象としない )
 
授業概要  
 3年のゼミナールの場合につづき研究中心の形式で,他人の研究論文を読んで批判的な検討をしたり活発に議論を行う。この作業を通して,研究の進め方のイメージをつかむ。並行して,それぞれの研究の進展報告や関連する文献の検討も行う。
  前期のうちに研究の骨格を定め,後期前半で完成度を高めるスケジューリングが目標である。後期後半はプレゼンテーションの技術に焦点を当てていく。
 
授業の形式(授業方法)  
 それぞれの研究に応じた個人ベースの授業形式が基本である。必要に応じて,相互に発表を行う輪講の形式を取る場合もある。
 
授業スケジュール  

アウトラインは以下の通りである。

[1] a) 自身のテーマを決める, b) 文献資料を読む, c)自身のトピックを詳細化する, d) 研究計画を書いてみる,

[2] a) 関連情報を収集する, b) ファイルを作り記録を取る,c) 文献の適切な引用に注意する, d) 注釈付きの文献リスト作成する,

[3] a)収集情報を独自に発展させる, b)自身の原稿を書き洗練する, c) 自身のプロジェクトを考える, d) プロジェクト概要について記述する.

[4] a) 議論に参加し成果報告を行う, b) 原稿の修正,編集,審査について考える, c) 自身のプロジェクトの計画と発表をする,

[5] a) 研究活動を実際に行う, b) 成果を文章化する

([1]-[3]は,社会情報学ゼミにも関連する。そこで,[4], [5]が主であるが,[1]-[3]を含めて反復を必要とする。)
 
授業時間外学修情報
「学修」とは授業と授業時間外の予習・復習などを含む概念です。1単位につき45時間の学修が必要です。
学則で定められている1単位の時間数は次のとおりです。
講義・演習    授業15~30時間、授業時間外30~15時間
実験・実習・実技
 
 随時,教員や他の研究室メンバーと連絡を取りながら,実作業を進めることになる。積極的にコミュニケーションを取って頂きたい。
 
成績評価基準(授業評価方法) 及び 関連するディプロマポリシー  
 論文としての記述内容が最も重要な要素であり,全体の80%[A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L]を構成する。プレゼンテーションとディスカッションが残りの20%[A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L]を構成する。
 
受講条件(履修資格)  
 本講義は4年生科目である。なお,情報処理関連の科目を多く受講していることが望ましい。また,論文レベルの文章であっても辞書を使えば読みこなせる程度の英語力と,議論を活発化,白熱化させられるような討議能力があることが望ましい。
 
メッセージ  
授業に関して質問等がある場合は気楽に問い合せて下さい。できるだけ24時間(週末は48時間)以内に返信します。

また,下記のHPを見ておいて下さい:
http://www.si.gunma-u.ac.jp/~iwai/seminar.html
 
キーワード  
 意思決定支援,匿名性,討議, グループウェア,データベース
 
この授業の基礎となる科目  
 社会情報学ゼミ
 
次に履修が望まれる科目  
 
関連授業科目  
 
教科書  
備考
 教科書は指定せず,プリントと電子資料を用いて授業を行う。
 
 
参考書  
参考書1 ISBN 4326501863
書名 集合的選択と社会的厚生
著者名 アマルティア・セン著, 出版社 勁草書房 出版年 2000-
備考
参考書2 ISBN 978-0141982502
書名 Collective Choice and Social Welfare: Expanded Edition
著者名 Amartya Sen 出版社 Penguin; 2nd expanded & updated版 出版年 2017
備考
参考書3 ISBN 4623073599
書名 よくわかる社会情報学
著者名 西垣通, 伊藤守 編著, 出版社 ミネルヴァ書房 出版年 2015
備考
参考書4 ISBN 413050181X
書名 シナジー社会論 = THE ADVENT OF A SYNERGETIC SOCIETY : 他者とともに生きる
著者名 今田高俊, 舘岡康雄 編, 出版社 東京大学出版会 出版年 2014
備考
参考書5 ISBN 978-4842065601
書名 健康の謎を解く : ストレス対処と健康保持のメカニズム
著者名 アーロン・アントノフスキー 著,山崎 喜比古 監訳,吉井 清子 監訳, 出版社 有信堂高文社 出版年
備考
参考書6 ISBN 4167901552
書名 選択の科学 : コロンビア大学ビジネススクール特別講義
著者名 シーナ・アイエンガー 著,櫻井祐子 訳, 出版社 文藝春秋 出版年 2014
備考
参考書7 ISBN 4152093382
書名 ファスト&スロー : あなたの意思はどのように決まるか?
著者名 ダニエル・カーネマン 著,村井 章子 訳, 出版社 早川書房 出版年
備考
参考書8 ISBN 4152093390
書名 ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか?
著者名 ダニエル・カーネマン 著,村井章子 訳, 出版社 吹田市立千里山・佐井寺図書館 出版年 2014
備考
参考書9 ISBN 978-4151200533
書名 一九八四年
著者名 ジョージ・オーウェル 著,高橋和久 訳, 出版社 早川書房 出版年 2009
備考
参考書10 ISBN 4326502223
書名 合理性と柔軟性
著者名 猪原健弘 著, 出版社 勁草書房 出版年 2002
備考
参考書11 ISBN 4326502231
書名 感情と認識
著者名 猪原健弘 著, 出版社 勁草書房 出版年 2002
備考
参考書12 ISBN 9784326301966
書名 合意形成学
著者名 猪原健弘 編著, 出版社 勁草書房 出版年 2011
備考
参考書13 ISBN 978-4000101547
書名 岩波講座*情報科学
著者名 相磯秀夫 〔ほか〕編集, 出版社 岩波書店 出版年 1992
備考
参考書14 ISBN 978-4000101578
書名 論理と意味
著者名 長尾真, 出版社 岩波書店 出版年 1983-
備考
 
教科書・参考書に関する補足情報  
 既に発表されている国内外の論文を読むことから始める。なお,教科書の代わりに用いる資料のうち,電子資料はMoodleを介して配信する。
 
コース管理システム(Moodle)へのリンク  
https://mdl.media.gunma-u.ac.jp/course/view.php?id=6697
 
授業言語  
教科書・資料:日本語,英語
講義・討論:日本語
 
学生用連絡先  
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
 
学生用メールアドレス  
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オフィスアワー (※教員が研究室に在室し、学生からの質問・相談等に応じる時間のことです。)  
【匿名アクセスではこの情報を閲覧できません。】
 
教員ホームページ  
http://www.si.gunma-u.ac.jp/~iwai/
 
関連ホームページ  
http://www.si.gunma-u.ac.jp/~iwai/shou_ye.html
 
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