卒業論文執筆に関する指導を行うことが本講義の目的である。受講生は,2学期間をかけてそれぞれの原稿を規定に従った様式でまとめていく。多くの研究室の場合と同様,各受講生の創造性にみがきをかけることを重視している。
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本授業の終了時において,以下の能力を持つことが期待される。
・研究原稿のアウトラインの整え方を理解できている ・卒業論文のドラフトを完成させられる ・適切な様式で卒業論文の最終原稿を整えられる ・公的に研究のプレゼンテーションを行うことができる
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A:諸科学についての基礎的知識と理解 ○ B:論理的・創造的思考力 ○ C:コミュニケーション能力 ○ D:社会的倫理観・国際性 ○ E:情報社会の諸課題の理解と情報学的知の活用能力 ○ F:社会組織や制度に対する知識と社会科学的分析能力 ○ G:データサイエンスの基礎知識と社会実装提案能力 ○ H:情報技術を創出し利活用するための知識基盤 ○ I:人文情報学的知識にもとづく課題策定と実践的理念の探索能力 △ J:社会科学的知見を活用した課題発見能力とシステム(制度)構築の提案能力 ◎ K:データの収集・分析と数理最適化による課題解決能力 ○ L:計算や情報に関する知識と計算機に関する技術開発能力 ○
( ◎:特に重視する ○:重視する △:評価対象 -:評価対象としない )
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3年のゼミナールの場合につづき研究中心の形式で,他人の研究論文を読んで批判的な検討をしたり活発に議論を行う。この作業を通して,研究の進め方のイメージをつかむ。並行して,それぞれの研究の進展報告や関連する文献の検討も行う。 前期のうちに研究の骨格を定め,後期前半で完成度を高めるスケジューリングが目標である。後期後半はプレゼンテーションの技術に焦点を当てていく。
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それぞれの研究に応じた個人ベースの授業形式が基本である。必要に応じて,相互に発表を行う輪講の形式を取る場合もある。
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アウトラインは以下の通りである。
[1] a) 自身のテーマを決める, b) 文献資料を読む, c)自身のトピックを詳細化する, d) 研究計画を書いてみる,
[2] a) 関連情報を収集する, b) ファイルを作り記録を取る,c) 文献の適切な引用に注意する, d) 注釈付きの文献リスト作成する,
[3] a)収集情報を独自に発展させる, b)自身の原稿を書き洗練する, c) 自身のプロジェクトを考える, d) プロジェクト概要について記述する.
[4] a) 議論に参加し成果報告を行う, b) 原稿の修正,編集,審査について考える, c) 自身のプロジェクトの計画と発表をする,
[5] a) 研究活動を実際に行う, b) 成果を文章化する
([1]-[3]は,社会情報学ゼミにも関連する。そこで,[4], [5]が主であるが,[1]-[3]を含めて反復を必要とする。)
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随時,教員や他の研究室メンバーと連絡を取りながら,実作業を進めることになる。積極的にコミュニケーションを取って頂きたい。
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論文としての記述内容が最も重要な要素であり,全体の80%[A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L]を構成する。プレゼンテーションとディスカッションが残りの20%[A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L]を構成する。
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本講義は4年生科目である。なお,情報処理関連の科目を多く受講していることが望ましい。また,論文レベルの文章であっても辞書を使えば読みこなせる程度の英語力と,議論を活発化,白熱化させられるような討議能力があることが望ましい。
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意思決定支援,匿名性,討議, グループウェア,データベース
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教科書は指定せず,プリントと電子資料を用いて授業を行う。
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978-4151200533
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一九八四年
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ジョージ・オーウェル 著,高橋和久 訳,
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早川書房
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2009
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4326502223
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合理性と柔軟性
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猪原健弘 著,
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勁草書房
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2002
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4326502231
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感情と認識
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猪原健弘 著,
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勁草書房
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2002
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9784326301966
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合意形成学
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猪原健弘 編著,
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勁草書房
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2011
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978-4000101547
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岩波講座*情報科学
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相磯秀夫 〔ほか〕編集,
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岩波書店
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1992
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978-4000101578
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論理と意味
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長尾真,
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岩波書店
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1983-
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既に発表されている国内外の論文を読むことから始める。なお,教科書の代わりに用いる資料のうち,電子資料はMoodleを介して配信する。
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