タイトル
     2022 年度 前期  共同教育学部 日英区分 :日本語 
  
日本手話と日本語の違いを学ぶⅠ   
時間割コード ナンバリング 科目分野
EB2632 EB-2-JG0103-J 【共同教育学部】選択科目
担当教員(ローマ字表記)
  中野 聡子 [Nakano Satoko ], 二神 麗子 [Futagami Reiko ], 下島 恭子 [Shimojima, Kyoko]
対象学生 対象年次 単位数
  2年次 ~ 2年次 1
授業の目的  
2016年4月に施行された障害者差別解消法や、各地の地方公共団体で制定されつつある手話言語条例に基づいて、ろう児・者が、教育や生活全般にわたり手話でアクセスできるようにするための支援人材育成と環境整備が喫緊の課題となっている。
本講義では、日本手話から日本語、日本語から日本手話への逐次通訳演習と日本手話による言語活動を通して、教育場面を含む日本手話の言語スキルとコミュニケーションスキルを高めることを目的とする。
 
授業の到達目標  
■日本手話から日本語、日本語から日本手話への逐次通訳において、主要な情報をわかりやすく伝えることができる。
■「言語としての日本手話IA/IB・IIA/IIB」で習得済みのものを含めて、日本手話の基本語彙2,250語を習得する。
■ろう者の生活や文化を紹介する単独談話や日常生活における会話、小中学校の国語の教科書の説明文教材の一部を、日本手話から日本語、日本語から日本手話にわかりやすく翻訳できる
(厚生労働省手話通訳者養成カリキュラム基本課程修了相当)
 
ディプロマポリシーとの関連(評価の観点)  
A:諸科学についての基礎的知識と理解 ○
B:論理的・創造的思考力 △
C:コミュニケーション能力 ◎
F:子どもの成長・発達と教育方法 ○ 
H:学校教育に関する様々な課題 ○
I:他者との協働 ◎
 
授業概要  
授業の前半では、逐次通訳の過程を取り出した通訳スキルトレーニング、後半では日本手話の言語スキルを高めるための言語活動を行う。毎週、授業時間外で取り組む課題を提示する。課題は、手話通訳の前提となる日本手話と日本語の言語スキルを高める内容となっているため必ず行うこと。
 
授業の形式(授業方法)  
演習
 
授業スケジュール  
順序や内容は、受講生の目標到達状況に応じて変更することがあります。

第1回  オリエンテーション
第2回  理解1:センスを捉える
第3回  理解2: 幹と枝葉を分ける
第4回  理解3: 知識の役割
第5回  理解4: 論理の流れをつかむ
第6回  理解5: イメージ化する
第7回  再表現1: 自分の言葉で表現する
第8回  再表現2: わかりやすい日本語にする
第9回 日本語→わかりやすい日本語→手話にしてみよう
第10回  再表現3: 手話から日本語に訳す(1)
第11回  再表現4:手話から日本語に訳す(2)
第12回  再表現5: 日本語から手話に訳す(1)
第13回 再表現6: 日本語から手話に訳す(2)
第14回  プロジェクト学習(1) 準備
第15回  プロジェクト学習(2)●●さんにインタビュー
 
授業時間外学修情報
「学修」とは授業と授業時間外の予習・復習などを含む概念です。1単位につき45時間の学修が必要です。
学則で定められている1単位の時間数は次のとおりです。
講義・演習    授業15~30時間、授業時間外30~15時間
実験・実習・実技
 
■毎週、授業時間外で取り組む課題を提示します。当該課題は、手話通訳の前提となる日本手話と日本語の言語スキルを高める内容ですので、授業にスムーズについていけるように必ず取り組んでください。
■手話通訳の資格取得を目指す学生には希望に応じて、授業外の指導を行っています。詳細は授業の公式LINEでお知らせします。

 
成績評価基準(授業評価方法) 及び 関連するディプロマポリシー  
【授業には3分の2以上の出席を必要とする】
■出席の確認は毎回授業終了後に提出されたリアクションシートで行います。リアクションシートの提出期限は授業翌日の昼12:00です。
■積極的・主体的な学び(積極的な手話表出練習、講師への質問や話しかけ、他の受講生の手話表出や講師とのやりとりからの学び、宿題の提出回数、自主的に行う学習等)…80%
■授業内・外において取り組んだ課題の内容に対する評価…20%
 
受講条件(履修資格)  
■「言語としての日本手話」(IA/IIB/IIA/IIB)を単位取得済みであること
■障がい等の理由により、合理的配慮を必要とする場合は、事前に担当教員までご相談ください
 
メッセージ  
日本手話と日本語の往還を通して、ヒトが言語を運用する能力の奥深さを知ることができるでしょう。なぜろう児・者は日本語習得に困難を抱えるのか? ろう児の生活言語・学習言語を育てるには、日本手話や日本語をどのように活用するとよいのか? ろう教育及びろう児・者支援の現場で、この問いに応えていく実践力の基礎を身につけられる授業です。
 
キーワード  
日本手話、日本語、手話通訳、教育・コミュニケーション支援、ろう児・者
 
この授業の基礎となる科目  
「言語としての日本手話」(IA/IB)(IIA/IIB)
 
次に履修が望まれる科目  
「日本手話と日本語の違いを学ぶ II」
 
関連授業科目  
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784866393520
書名 入門・やさしい日本語 : 外国人と日本語で話そう
著者名 吉開章 出版社 アスク出版 出版年 2020
備考
教科書2 ISBN 9784816352874
書名 すぐに使える手話パーフェクト辞典
著者名 米内山明宏 出版社 ナツメ社 出版年 2012
備考
教科書3 ISBN 9784874246702
書名 日本手話で学ぶ手話言語学の基礎
著者名 松岡和美 出版社 くろしお出版 出版年 2015
備考
 
参考書  
参考書1 ISBN 9784865000276
書名 はじめての手話 : 初歩からやさしく学べる手話の本
著者名 木村晴美, 市田泰弘 出版社 生活書院 出版年 2014
備考
 
教科書・参考書に関する補足情報  
 
コース管理システム(Moodle)へのリンク  
 
授業言語  
 
学生用連絡先  
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学生用メールアドレス  
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オフィスアワー (※教員が研究室に在室し、学生からの質問・相談等に応じる時間のことです。)  
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教員ホームページ  
https://sign.hess.gunma-u.ac.jp/
 
関連ホームページ  
 
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