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普段の会話において、私たち人間は、ことばを用いておよそ淀みなくコミュニケーションを行っています。このことはごく当たり前のように思えるかもしれませんが、私たちが首尾よくコミュニケーションを行えるのも、その根底に何らかの原理が働いているからではないでしょうか。本ゼミでは、「話し手が発したことばを、聞き手はどのように解釈しているのだろうか」という疑問をもとに、ことばが解釈される過程と、その過程を支配している原理について、「語用論」を中心に言語学的な観点から考察していきます。 「語用論」とは、コミュニケーション、ことばの意味、発話解釈の仕組みなどに関する問題を扱う言語学の領域のことです。ゼミでは語用論の文献を通して基本的な概念を理解するとともに、日本語や英語の言語表現・現象の分析を行います。そして、私たちがコミュニケーションを行う際には、文法的知識に加え、人間の認知的能力、話し手の意図、文脈、発話の状況といった非言語的知識がいかに重要な役割を果たしているのかを明らかにしていきます。
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社会で情報が生産・流通・加工・蓄積・活用される一連のプロセス(社会情報過程)に関する知識を有し、課題を理解できること
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ゼミ生の研究内容に沿った文献の輪読・討論、研究内容の発表など
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・前 期 語用論の概論書の輪読・発表・討論 研究テーマの選定、発表・討論(5月、7月頃) ・夏休み 研究内容の概要をまとめる 後期に読む文献の選定 ・後 期 ゼミ生の研究内容の発表・討論、文献の輪読 レポートを執筆 卒研概要をまとめ、発表・討論(1月末頃)
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テキストの指定された個所を読んでおく 各自でテーマを設定し、先行研究の調査を行う。
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授業への貢献度、レポート、発表などにより評価する。
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ことばやコミュニケーションに関心のある学生の受講を希望します。参考までに、これまでの所属学生は次のような言語表現・現象の分析を行っています。メタファー、メトニミー、イディオム、オノマトペ、オクシモロン、色彩語、味ことば、スポーツ記事の比喩表現、キャッチコピー、見出しの括弧の役割、ルビの役割、落語のオチ、言葉遊び、コードスイッチング、謝罪、ポライトネス、ことばの誤用、悪口、言いさし文、ぼかし言葉、役割語、映画字幕、川柳、英語の俳句、百人一首の掛詞の英訳、間投詞 など。
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コミュニケーション、ことばの意味、発話解釈、言語表現の分析、言語学、語用論、関連性理論
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言語学的コミュニケーション論I, II、専門外国語II-Bなど
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言語学的コミュニケーション論I, II、専門外国語II-Bなど
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9784758921961
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語用論キーターム事典
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Nicholas Allott 著,今井邦彦 監訳,岡田聡宏, 井門亮, 松崎由貴, 古牧久典 訳,
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開拓社
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2014
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前期は語用論の概論書(英文)、後期はゼミ生の研究内容に沿った文献を使用する予定。 例年前期は、Jean Stilwell Peccei (1999) Pragmatics, Routledge.を使用しています。
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