タイトル
     2019 年度 前期  教養教育 日英区分 :日本語 
  
社会学入門   
時間割コード ナンバリング 科目分野
LB1511 1000LB1SS00011 【教養教育】社会科学科目群
担当教員(ローマ字表記)
  伊藤 賢一 [Itoh Kenichi]
対象学生 対象年次 単位数
    2
授業の目的  
社会学という学問に触れることで、自分自身と、自分が生きている社会とのかかわりや社会の仕組みについて考えることを学ぶ授業。普段当然と思い自明視しているさまざまな社会現象や考え方を、相対化し、現にあるものとは異なる視点や考え方で見るための「方法」を学ぶ。
 
授業の到達目標  
(1)社会学が取り組んできた問題を理解し、基本的な理論や概念に関する知識を得ること。
(2)上記のことを通じて、自分自身や自分の周りで起こるさまざまな現象を批判的に見る態度を身につけること。
 
ディプロマポリシーとの関連(評価の観点)  
A:諸科学についての基礎的知識と理解 ◎
B:論理的・創造的思考力 ○
C:コミュニケーション能力 -
D:社会的倫理観・国際性 ○
 
授業概要  
全体は三部からなる。
第一部(1~4回)では、個人的な問題を社会の中に位置づけてみることによって、違う見え方ができることを学ぶ。
第二部(5~11回)では、社会学の視点を通して、社会の仕組みや現状がどのように分析されるのかを概観する。
第三部(12~15回)では、望ましい人間関係や社会の仕組みをどのように作っていくことができるのかという展望を語る。
 
授業の形式(授業方法)  
講義形式。最後の時間で試験。質問は歓迎するので、積極的に質問して欲しい。

 
授業スケジュール  
以下は暫定的な予定。変更もありうる。

第1回 イントロダクション
授業の紹介、社会学とはどのような学問か。

第2回 「社会」なき世界
「社会」なるもののリアリティについて考え、授業への導入とする。

第3回 格差・貧困
格差と貧困の時代をどう見るか ― マルクスと現代日本

第4回 現代日本のジェンダー
なぜ女は生きづらいのか、なぜ男は生きづらいのか

第5回 統治される私
Foucaultの権力論から見える近代的主体の構造

第6回 労働する主体
なぜ“働かない”と非難されるのか

第7回 消費と欲望の社会性
消費社会論から見える現代社会

第8回 自分らしさの迷宮を抜ける
エリクソンの理論から考える私たちの「生き方」

第9回 “心のなか”が大好きな私たち
現代社会における「心理主義」について考える

第10回 社会とメディア
メディアが人々に与える影響を考える

第11回 自由化/個人化の帰結
ライフコースという視点から考える現代社会

第12回 居場所とつながり
若者の「居場所」について考える

第13回 よりよい討議空間を設計する
政治との近さ/遠さをきっかけに民主主義の問題を考える

第14回 公共空間を求めて
公共空間を作り出すさまざまな試みについて述べる

第15回 よりよい社会を構想する
よりよい社会をどのように構想できるか考える

第16回 試験
授業内容について試験を行う。

 
授業時間外学修情報
「学修」とは授業と授業時間外の予習・復習などを含む概念です。1単位につき45時間の学修が必要です。
学則で定められている1単位の時間数は次のとおりです。
講義・演習    授業15~30時間、授業時間外30~15時間
実験・実習・実技 授業30~45時間、授業時間外15~0時間
 
指定したテキストを事前に読んでおくことが望ましい。
また、関連書籍を毎回の授業で指示するので、発展的な学修のために利用してほしい。
 
成績評価基準(授業評価方法) 及び 関連するディプロマポリシー  
試験の成績で評価する。90点以上S、80~89点A、70~79点B、60~69点C、59点以下はD。試験では、テキストと授業中に配布した資料、ノートの持ち込みを認める。
 
受講条件(履修資格)  
1年生以上

 
メッセージ  
授業には積極的に参加して欲しい。

 
キーワード  
社会学、格差、ジェンダー、労働、権力、消費、公共圏
 
この授業の基礎となる科目  
特になし
 
次に履修が望まれる科目  
理論社会学Ⅰ、社会学的コミュニケーション基礎論、地域社会生活論Ⅰ・Ⅱ、集合行動論
 
関連授業科目  
特になし。
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784272412334
書名 〈私〉をひらく社会学 ― 若者のための社会学入門
著者名 豊泉周治・鈴木宗徳・伊藤賢一・出口剛司 出版社 大月書店 出版年 2014
備考
 
参考書  
 
教科書・参考書に関する補足情報  
授業はテキストに沿って行われる。また、試験の際は指定したテキストの持ち込みを認める。
 
コース管理システム(Moodle)へのリンク  
https://mdl2.media.gunma-u.ac.jp/course/view.php?id=98
 
授業言語  
木曜日 12:00〜14:00
 
学生用連絡先  
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学生用メールアドレス  
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オフィスアワー (※教員が研究室に在室し、学生からの質問・相談等に応じる時間のことです。)  
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教員ホームページ  
http://www.si.gunma-u.ac.jp/~itoken/index.html
 
関連ホームページ  
 
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