タイトル
     2024 年度 後学期  教養教育 日英区分 :日本語 
  
物質化学入門A   
時間割コード ナンバリング 科目分野
LB2282 LB-1-AS0038-J 【教養教育】学びのリテラシー(2)
担当教員(ローマ字表記)
  尾崎 広明 [Ozaki Hiroaki]
対象学生 対象年次 単位数
    2
授業の目的  
物質の取り扱いの基盤となる化学の基礎力を身につけ、自然科学的な考え方を修得することを目的とする。化学に関するレポート作成・プレゼンテーションを通じて効果的な発表技法の習得を目指す。
 
授業の到達目標  
1)実験や文献調査の結果をプレゼンテーションするための技法(資料や原稿作成)の基礎的能力を習得する。
2)実験結果をレポートにまとめる能力を習得する。
3)実験結果をもとに討論を行い、その結果を的確に理解する方法を習得する。
 
ディプロマポリシーとの関連(評価の観点)  
A:諸科学についての基礎的知識と理解 ◎:特に重視する
B:論理的・創造的思考力       ○:重視する
C:コミュニケーション能力      ◎:特に重視する
D:社会的倫理観・国際性       -:評価対象としない
(◎:特に重視する、〇:重視する、△:評価対象、—:評価対象としない)
 
授業概要  
身のまわりにある元素、身体を構成する元素について、各自の調査と発表を通じて、理解を深める。教材の一部として科学の英文を使う。また、人間の五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を活用して様々な化学反応を観察し,食品・身近にある化成品の特徴や生体内における情報伝達の仕組みについて理解を深めるための実験を行う。
 
授業の形式(授業方法)  
講義と対面実験からなる。
1)簡単な実験を実施し、結果をレポートにまとめる(文献調査も含む)
2)あらかじめ課された課題についてグループごとに調査を行う。その内容を発表し、質疑応答を行うと共に調査結果を題材として総合討論を行う。

物質化学入門B(山田圭一先生)と協力して、以下のように行う。
クラスを二組に分け、1組はA1-A7の後B1-B7を行う。2組はB1-B7の後A1-A7を行う。
B1-B7では、LMSを活用した事前学習(予習)を含む。
 
授業スケジュール  
1)全体ガイダンス
A1)化学の基礎
A2)原子・分子の基礎実験(重水、脱酸素剤)
A3)実験に関する討論、講義
A4)錯体に関する実験
A5)実験に関する討論、解説
A6)元素に関する発表
A7)発表を受けての質問回答・討論
B1) 材料の化学:ナイロン・ゲル・光硬化性樹脂
B2) コスメティクスの化学(1):美白成分の化学
B3) コスメティクスの化学(2):香料の匂いと立体構造
B4) 食品の化学:食品成分の味と分子構造
B5) 色の化学(1):化学物質(有機分子・金属錯体)の色と分子構造
B6) 色の化学(2):蛍光色素の合成とソルバトクロミズム
B7) プレゼンテーション実習
16)まとめ
 
授業時間外学修情報
「学修」とは授業と授業時間外の予習・復習などを含む概念です。1単位につき45時間の学修が必要です。
学則で定められている1単位の時間数は次のとおりです。
講義・演習    授業15~30時間、授業時間外30~15時間
実験・実習・実技
 
A1-A7:課題が与えられるので、それらを実施する。例えば、元素に関する英文読解やプレゼンテーションの準備が必要となる。
B1-B7:講義資料等は前日までにLMS上にアップするので、必ず事前に内容を確認しておくこと。
レポート作成にあたって不明な点や質問が生じた場合には担当教員に相談すること。(メール・対面いずれも可)
 
成績評価基準(授業評価方法) 及び 関連するディプロマポリシー  
プレゼンテーションできるか:約20%;A, C
レポートをまとめることができるか:約60%;A, B, C
講義、実験、発表への取り組み状況:約10%;C
実験結果や発表に基づき討論できるか:約10%;A, B, C

 
受講条件(履修資格)  
 
メッセージ  
この授業では理系の学生さんはもちろんのこと文系の学生さんでも履修できるように比較的簡単な実験を行います。(時間的な制約もあり、高度な実験を行うことはできません。)高等学校で科学系のクラブ(化学部や生物部)に在籍していた学生さんにとっては物足りない部分があるかもしれません。一方で、実際の研究で使用されている理論や内容も含まれているので、足りない知識は自分で補う努力をする必要があります。
受講を考えている方はこれらのことを踏まえたうえで選択してください。
 
キーワード  
香料、化粧品、酵素、発光物質、高分子材料、生体内情報伝達、元素、科学英文、プレゼンテーション、実験報告書
 
この授業の基礎となる科目  
高校の化学、教養教育科目(学部別科目)の化学
 
次に履修が望まれる科目  
各学部・学科で行われている実験系科目
 
関連授業科目  
物質化学入門B
 
教科書  
 
参考書  
参考書1 ISBN 9780753415115
書名 The PERIODIC TABLE
著者名 Simon Basher and Adrian Dingle 出版社 KINGFISHER 出版年 2007
備考
参考書2 ISBN 9783527320653
書名 World of the Elements
著者名 H. –J. Quadbeck-Seeger 出版社 WILEY-VCH 出版年 2007
備考
参考書3 ISBN 9784765314657
書名 元素からみた生化学
著者名 中野稔, 戸恒博子, 手老省三, 池上雄作 著,中野, 稔, 1928-2003,戸恒, 博子,手老, 省三, 1944-, 出版社 金芳堂 出版年 2011
備考
 
教科書・参考書に関する補足情報  
授業資料は、LMSもしくは教室で配付する。
 
コース管理システム(Moodle)へのリンク  
 
授業言語  
教科書・資料:日本語
講義・討論:日本語
 
学生用連絡先  
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学生用メールアドレス  
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オフィスアワー (※教員が研究室に在室し、学生からの質問・相談等に応じる時間のことです。)  
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