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社会学という学問に触れることで、自分自身と、自分が生きている社会とのかかわりや社会の仕組みについて考えることを学ぶ授業。普段当然と思い自明視しているさまざまな社会現象や考え方を、相対化し、現にあるものとは異なる視点や考え方で見るための「方法(=社会学的な見方、考え方)」を学ぶ。
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(1)社会学が取り組んできた問題を理解し、基本的な理論や概念に関する知識を得ることができる。 (2)上記のことを通じて、自分自身や自分の周りで起こるさまざまな現象を批判的に見る態度が身につく。
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A:諸科学についての基礎的知識と理解 ◎ B:論理的・創造的思考力 ○ C:コミュニケーション能力 - D:社会的倫理観・国際性 ○
( ◎:特に重視する ○:重視する △:評価対象 -:評価対象としない )
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全体は三部からなる。授業はテキストに準拠して展開する。 第一部(1~4回)では、個人的な問題を社会の中に位置づけてみることによって、違う見え方ができることを学ぶ。 第二部(5~11回)では、社会学の視点を通して、社会の仕組みや現状がどのように分析されるのかを概観する。 第三部(12~15回)では、望ましい人間関係や社会の仕組みをどのように作っていくことができるのかという展望を語る。 学生はあらかじめテキストの該当箇所を読んでおき、講義で疑問が生じたら積極的に質問することが求められる。
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講義形式。最後の時間で試験を予定しているが感染状況等によってレポートに切り換えることもありうる。毎回、群馬大学LMSで質問とコメントができるようにする予定。積極的に質問して欲しい。
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以下は暫定的な予定。変更もありうる。
第1回 イントロダクション 授業の紹介、社会学とはどのような学問か。
第2回 格差と貧困の時代をどう見るか 「社会」なるもののリアリティについて考え、授業への導入とする。
第3回 格差社会のジェンダー なぜ女は生きづらいのか、なぜ男は生きづらいのか、ジェンダーを切り口として考える。
第4回 〈権力〉への欲望 M・フーコーの権力論から見える近代的主体の構造について考える。
第5回 働くことの意味 なぜ「働かない」と非難されるのか、勤労倫理がもつ意味について考える。
第6回 消費と欲望の社会性 「消費社会論」から見える現代社会の仕組みについて解説し、その問題点について考える。
第7回 「自分らしさ」の迷宮を抜ける E・エリクソンの理論から、私たちの生き方を反省的に捉える。
第8回 〈心〉を自己管理する時代 現代社会における「心理主義」について考える。
第9回 〈メディア〉が生み出す欲望と愛情 作田啓一の議論にもとづき、〈メディア〉が人々に与える影響を考える。
第10回 自由化/個人化の帰結 近(現)代社会における自由化と個人化の意味を考える。
第11回 民主主義を支える最初の〈約束〉 アイドルの「総選挙」を題材に、民主主義の限界と可能性について解説する。
第12回 公共空間をつくり出す J・ハーバーマスの議論を緒として、公共空間を作り出すさまざまな試みについて述べる。
第13回 愛国心から国の「カタチ」へ 国民国家の望ましいありかたを、どのように構想できるか考える。
第14回 社会学的な考え方とは 社会学と隣接領域の比較を通して社会学(的な考え方)の特徴について述べる。
第15回 授業のまとめと質問への回答 授業全体をまとめ、質問に回答する。
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指定したテキストを事前に読んでおくことが望ましい。 また、関連書籍を毎回の授業で指示するので、発展的な学修のために利用してほしい。
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試験の成績で評価する。90点以上S、80~89点A、70~79点B、60~69点C、59点以下はD。試験の場合は、テキストと授業中に配布した資料、ノートの持ち込みを認める。
成績評価基準は以下の通り。カッコ内は該当するディプロマポリシー。 (1)問いに対して論理的に正しく答えているか 30%(B) (2)解答が授業内容を踏まえているか 40%(A) (3)解答の説得力、構成力 30%(B, D)
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社会学、格差、ジェンダー、労働、権力、消費、公共圏
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社会学的コミュニケーション基礎論、理論社会学、地域社会学1・2、社会学的コミュニケーション論、批判的メディアリテラシー(以上、情報学部の開設科目)
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授業はテキストに沿って行われる。また、試験の際は指定したテキストとノートの持ち込みを認める。
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