タイトル
     2024 年度 前学期  共同教育学部 日英区分 :日本語 
  
SDGs総合演習(分野別)   
時間割コード ナンバリング 科目分野
EB2615 EB-3-HE0102-J 【共同教育学部】forefront科目
担当教員(ローマ字表記)
  中野 聡子 [Nakano Satoko ], 二神 麗子 [Futagami Reiko ]
対象学生 対象年次 単位数
  4年次 ~ 4年次 2
授業の目的  
聴覚障害児の豊かな言語をはぐくむ指導では、目的や内容に応じた言語やモードの使い分けや組み合わせと、聴覚障害児が深いレベルで理解できる伝え方や表現が重要な鍵となる。本講義では、教育/コミュニケーション支援場面において、聴覚障害児・者の年齢や認知・言語発達段階、言語運用力、社会言語文化的背景を考慮した日本手話使用の実践力を磨く。
 
授業の到達目標  
■指導目的・内容に適した日本手話、手指日本語、口話、音声、視覚資料の選択及び組み合わせができる
■概念や要点を正確かつわかりやすく伝える手話表現ができる
■年齢や認知・言語発達段階、言語運用力を考慮した手話表現を考えることができる
■日本手話と日本語の言語特性の違いや社会言語文化的背景の違いを考慮した手話表現とコミュニケーションができる
 
ディプロマポリシーとの関連(評価の観点)  
A:諸科学についての基礎的知識と理解 ―
B:論理的・創造的思考力       ◯
C:コミュニケーション能力      ◎
D:社会的倫理観・国際性       ―
E:学校教育・教職の基礎理論と知識  ―
F:子どもの成長・発達と教育方法   〇
G:教科・教育課程に関する知識と技能 ◎ 
H:学校教育に関する様々な課題    ◯
I:他者との協働            ―
( ◎:特に重視する ○:重視する △:評価対象 -:評価対象としない )
 
授業概要  
授業スケジュールに従って、各回の授業で提示された課題について、手話表現の検討、模擬授業、手話通訳、ケース検討等を行う。当該分野における専門知識をもつ外部講師が授業を担当することもある。
 
授業の形式(授業方法)  
演習(対面授業)
ただし、外部講師の都合に応じてオンラインとなることがある。
 
授業スケジュール  
■順序や内容は変更となることがある。

(5月18日:2-5時限)
1. 日本手話を教育・支援で活用することの意義
2. 日本手話を活用したろう学校小学部の理科授業
3. 日本手話を活用したろう学校小学部の算数授業
4. 自立活動における手話の活用

(5月25日:1-5時限)
5. 日本手話を活用したろう学校小学部の国語授業
6. デマンド・コントロール・スキーマに基づいた対話型作業分析(1)
7. 聴覚障害児者の教育・支援におけるソーシャルワーク(1)
8. 聴覚障害児者の教育・支援におけるソーシャルワーク(2)
9. 聴覚障害児者の教育・支援におけるソーシャルワーク(3)

(6月8日:2-4時限)
10. 手話による絵本の読み聞かせ(1)
11. 手話による絵本の読み聞かせ(2)
12. 手話による絵本の読み聞かせ(3)

(6月9日:2-4時限)
13. 言語・文化の違いをふまえた手話通訳 (1)
14. 言語・文化の違いをふまえた手話通訳 (2)
15. デマンド・コントロール・スキーマに基づいた対話型作業分析
 
授業時間外学修情報
「学修」とは授業と授業時間外の予習・復習などを含む概念です。1単位につき45時間の学修が必要です。
学則で定められている1単位の時間数は次のとおりです。
講義・演習    授業15~30時間、授業時間外30~15時間
実験・実習・実技
 
■授業時間外で取り組む課題を提示することがあります。
■手話通訳の資格取得を目指す学生には希望に応じて、授業外の指導を行っています。詳細は主担当教員までお問い合わせください。
■聴覚障害児・者(ろう重複児・者を含む)とのコミュニケーションを持てるボランティアやイベント等への積極的な参加を推奨します。
 
成績評価基準(授業評価方法) 及び 関連するディプロマポリシー  
■出席の確認は毎回授業終了後に提出されたリアクションシートで行います。リアクションシートの提出期限は授業翌日の昼12:00です。
■授業への積極的参加(積極的な質問や発言,他の受講生の発表や講師とのやりとりからの学び、授業時間外における講師への質問、課題の提出回数、自主的な学習等)…80%(C,F,H)
■授業内における課題の内容における評価…20%(B,C,F,G,H)
 
受講条件(履修資格)  
■「言語としての日本手話」(IA・IB)(IIA・IIB)「日本手話と日本語の違いを学ぶ 」(I・II・III)を単位取得済みであること
■障がい等の理由により、合理的配慮を必要とする場合は、事前に担当教員までご相談ください。
 
メッセージ  
「日本手話と日本語の違いを学ぶ」(I・II・III)を履修し、厚生労働省手話通訳者養成カリキュラムを全課程修了相当の手話通訳スキルを身につけた人が、いよいよ、聴覚障害児教育のイシューである言語獲得及び学習の指導実践に切り込む授業となります。
 
キーワード  
聴覚障害、生活言語能力、学習言語能力、教育・コミュニケーション支援、教科指導、日本手話
 
この授業の基礎となる科目  
「言語としての手話」(IA・IB)(IIA・IIB)
「日本手話と日本語の違いを学ぶ(I・II・III)
 
次に履修が望まれる科目  
なし
 
関連授業科目  
なし
 
教科書  
教科書1 ISBN 9784750354194
書名 デマンド・コントロール・スキーマ : 対人専門職としての手話通訳 : 倫理的・効果的な意思決定のために
著者名 ロビン・K・ディーン, ロバート・Q・ポラード, Jr.著 ; 高木真知子, 中野聡子訳 出版社 明石書店 出版年 2022
備考
 
参考書  
 
教科書・参考書に関する補足情報  
 
コース管理システム(Moodle)へのリンク  
https://mdl.media.gunma-u.ac.jp/course/view.php?id=2542
 
授業言語  
 
学生用連絡先  
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学生用メールアドレス  
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オフィスアワー (※教員が研究室に在室し、学生からの質問・相談等に応じる時間のことです。)  
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教員ホームページ  
https://sign.hess.gunma-u.ac.jp/
 
関連ホームページ  
 
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